ノコギリクワガタ
能勢方面は結構いるが我が家のは貝塚市産なのだ
昔からよく採集に行った場所と言えば茨木市や能勢方面。この方面はかなりノコギリとミヤマクワガタの多い地区で、高校生の頃午前中にノコギリとミヤマを合わせて500頭以上採集した記憶が…。持って帰った時に周りに「ゴキブリみたい」と言われたのを覚えている。しかし、それも今は昔。で、大型、幅広で、水牛なんて名前がピッタリのいかついヤツが非常に少なくなったような気がする。
2004年11月現在、我が家にいるのは能勢産でも茨木産でもなく、何と貝塚市産。ここ数年貝塚方面に、子ども連れで採集に行くことが多いが、カブトムシが出現するちょっと前、ヒラタクワガタが最盛期を過ぎた合間に、けっこうノコギリクワガタが樹液に引っ付いている。この地区は比較的道路から近く、山奥まで入り込むことが不要なので子どもを連れていけるが、そんな場所で意外にノコギリが多い。
今年も何頭か採集したが、我が家に残ったのは♀1頭と♂3頭。残りは一緒に採集に出かけた子どもの友達に差し上げた。
さて、こいつらを大きな飼育ケースに入れて、土の下半分を黒土に、上部は一次発酵済みのマットにして、間に湿らせた産卵木を埋め込んだ。これで、7月に採集した個体を10月まで放っておいたが、何と♀1頭から17頭の幼虫を採集できた。飼育ケースの中はシロトビムシが大量発生してどうなるかと思ったが、幼虫は現在も一時発酵済みのマットで飼育中。順調に大きくなっているようす。昔ながらの水牛に出会えるのだろうか。まったく初めてなので不安だらけ。
2004年7月採集。貝塚産