イルカと泳ぎに四国へ

かなり前にJRのチラシで見つけた「イルカと一緒に泳ごう」と言う企画
何だ?とネットで調べてみたら、香川県のさぬき市の「ドルフィンセンター」と言うところでやっているらしい。
でも、1日の人数が決まっているので、かなり先まで予約でいっぱい。
で、娘と一緒に休めそうな日を随分前に予約しました。
私は大好きな「大きな橋」を渡れるので、ホテルも予約を取って楽しみにしていたドライブです。

 2010年8月29日(日)

道路が混んでもいやなので、9時に家を出発。予定としてはまず鳴門に行って、藍染めの体験をする。その後ドイツ館に行く。後時間があれば、その界隈をうろうろする予定。藍染は以前琵琶湖の近くでもやったことがあったけど、結構時間がかかったので、早めに行かないとギリギリでは困ると思って。順調に行っても2時間以上かかる。もし混んだらもっとかかるしね。
阪神高速神戸線から、明石海峡大橋を渡り、淡路島を通り抜けて大鳴門橋、そこからは高松道を通ると言うルート。
混むと覚悟して行った阪神高速神戸線は途中少し渋滞はあったものの、たいした事もなくすんなりと明石海峡大橋へ。何度行ってもこの橋は良いですねぇ。垂水ジャンクションのトンネルを出たときのあの橋の大きさにはいつも圧倒される。今回は休憩なしにしようと思ったけど、やっぱり淡路のSAで休憩することにした。何回も行っているのに、今回新しく出来たものが二つあった。
まず、びっくりのビックリ!!なんとSAに「スターバックス」が出来ているではないですか(^◇^) アメリカに行って以来大好きなスタバ、それがこんな所にあるなんて。今年の初めに行った時にはなかったのに・・・・。ビックリです。思わずコーヒーを飲んでしまった(^_^;) そしてもう一つは、橋をバックにしてみんなで写真を撮れる様に、丁度いい位置にカメラを置く台が出来ていました。そこに置いて、自動シャッターを使えば、みんなで写真が撮れます。勿論わが母娘も撮りました。人に頼まなくても一緒に取れるのは良いし、しかも丁度橋が後ろに映って、「明石海峡大橋」と言う大きな文字を書いた石も一緒に写ります(*^^)v 
SAはものすごい人だったなぁ・・・・やっぱり土日の高速道路の1000円って言うのかきいてるのかなぁ。私は全くそんなことは忘れていて、ETCが『料金は1000円です』って言ったので、え、1000円?とそのときも気付かず、単にETCのポイントで安くなったと思っていた。後になって、土日割引だと気付いた。全くそう言うのに無頓着なわが母娘(T_T) 
そこからの淡路島を通り抜けるのが長い!!たっぷり1時間かかる上に、ここはねずみ取りが多いし、覆面パトが良く走ってるので、あんまりスピードを出せない。速度は守って1時間で、順調に大鳴門橋に到着。ここは素通りしてそのまま高松道へ。
この高松道が高速だけど、片側1斜線なので、走りにくいのです。後ろにくっつかれるとなんだかメチャせかされてるようで嫌い。

SAのマスコット?わたる君 明石海峡大橋をバックにたスタバ

高松道の板野ICで高速を下りて、藍住町にある『愛の館』で藍染体験をします。徳島の藍は超有名で、今も藍玉は全国へ出荷しているそうですよ。藍を作る工程を人形で説明してある資料館もありました。藍は葉から作るとは知りませんでした。紅花などは花で染めるものね。しかも収穫してから、藍玉になるまで半年くらいかかるんだそうです、すごい。
藍の花と葉 藍玉の入った釜  ここにつけて染めます
タオルのハンカチを染めたらこんな感じ 藍をこなしている所を人形で再現
藍を商っていた旧奥村家屋敷
藍染体験はハンカチ、スカーフなど、色んなものを染められます。藍は1分つけて、出して絞って1分空気に当てる。空気に当てることで染まるのだそうです。それを何度も繰り返して染めます。繊細な柄は型押しとか、ろうけつ染めで染めるのだそうですが、この日はそれはやっていなくて、簡単なものしか染められなかった。藍色の濃さは何回つけたり、空気に当てたりするのかで調節します。後は水で洗うと綺麗な藍色になっています。結構沢山の人がきていました。次は型押しとかの繊細な柄もやってみたいなぁ。 この『藍の館』は昔この地で藍を商いにしていた『奥村邸』をそのまま資料館としてやっているようです。勿論本職さんが染めたものも一杯売っていました。ただ、この藍って醗酵させて作るので、独特の匂いがするのです。その匂いが結構きつくて、それが体についたのか、この日は一日中その匂いから逃れられずに困った(T_T)

藍染体験が以外と早く終わってしまったので、次は鳴門市にあるドイツ館へ。藍住町は徳島県板野郡藍住町です。そこから車で30分ほどの所にあるのが『道の駅 第九の里』にあるドイツ館。第一次世界大戦のとき中国の青島にいたドイツ兵の捕虜をこの地に連れてきて収監していたのだそうですが、その捕虜収容所の後もあります。約1000人のドイツ兵を当時の収容所の所長を初め地元の人たちは暖かく接したのです。捕虜の人たちも、自主的に様々な活動をし、その中でも音楽活動が活発で、オーケストラで100回以上の演奏会をしました。そして日本で初めてベートーベンの第九を演奏したのがこの地です。ドイツ館は、このようなドイツ兵俘虜と地域の人々との交流を顕彰するため、昭和47(1972)年、元俘虜たちから寄贈された資料を中心に建設されましたが、築後20年をこえて施設の老朽化や収集資料の増加により手狭になってきました。そこで平成5(1993)年、東四国国体のメイン会場の1つが鳴門市となったことを記念して、新ドイツ館の建設が計画され、同年10月13日に現在の地に新築移転されました。
ドイツ館全景 道の駅 第九の里
ベートーベン像 ベートーベン像の台座の説明
ドイツのウィンナーを使ったホットドッグ 徳島と言えばすだち すだちの炭酸飲料
とりあえず、その地にちなんだものは何でも食してみるのがわが母娘。と言う事で、ドイツと言えばウィンナーってことでドイツ直輸入のウィンナーを使ったホットドッグをいただいてみました。何種類かのウインナーがあって、これがどれも超おいしかったのです。で、お土産にしっかり買って帰りました(^_^;) 後は徳島と言えば『すだち』 で、すだち果汁入りの炭酸飲料を発見。飲んで見ましたが、こちらのほうはかなり微妙(+_+) なので、買いませんでした(^・^)
実は、この近くに実際に捕虜が収容されていた、収容所の跡地もあったのですが、なんと行っても歴史に弱い母娘は余り興味がなく行かなかったので、かなり予定よりは早く見終わってしまった(+_+)
では次はどこへ行こうかと言う事で、徳島で有名なのは阿波踊りと浄瑠璃、ってことで『阿波の十郎兵衛の屋敷跡』へ行くことにしました。今も語り継がれている人形浄瑠璃『傾城阿波の鳴門』の十郎兵衛住家の段で有名な所です。
中では一日に2回ほど、実際の人形浄瑠璃『傾城阿波の鳴門 十郎兵衛住家の段』を実演していますが、時間が合わず見れなかった。ちょっと残念。浄瑠璃の人形の頭(かしら)は今もほとんどがこの徳島の人形師によって作られているのだそうです。大阪の文楽人形もここ徳島の人形師の人が作っているそうです。徳島の人形は農村舞台で演じられるために顔の作りが大きくてきつい顔になっていて、文楽人形は上品な顔立ちになっているのだそうです。人形も両方のが展示してありました。発祥は同じで、プロは文楽、アマは人形浄瑠璃となったと言うことです。
十郎兵衛屋敷入り口 お鶴・お弓 別れの像
どうでもいい事・・・
思い出したのですが、私が幼稚園の学芸会で
初めて演じた役がこの『巡礼 お鶴』でした。
有名なせりふ
あ〜い、ととさんの名は十郎兵衛
かかさんの名はお弓と申します〜
と涙を誘うのだそうですが、
巡礼の扮装をした写真が残っているだけで
何も覚えておりません(笑)

ホテルに向かう途中に綺麗な海岸があって、ウィンドサーフィンやパラセーリングをしている人がいっぱいいたので、ちょっと寄って見ました。
小松海岸と言うところで、紀伊水道に面し遠くにたぶん淡路島の沼島と思いますが、島が見えました。この日は風が強くて、海岸の砂が舞い上がり砂嵐状態。(+_+) でも気持ちよかったです。

余りの風の強さに、海岸に立っていても砂だらけになりそうで退散。きれいだと思っていた海も、以外ときれいじゃなかったのが残念。
6時に到着と言っていたけれど、5時過ぎにホテルにつきそうな感じ。徳島市内は夕方で結構車が多くて時間がかかりました。
娘がネットで予約したホテル、ツイン一部屋1万円、なので、たいしたホテルではないと思ったら、とんでもない、すごく立派なホテルです。なぜこんなに安かったのか・・・・\(?。?")ハテ? しかも徳島県庁の隣です。
禁煙ルームとお願いしておいたら、なんとこのホテルは階ごとに「禁煙階」があるようで、それが又気持ち良いですねぇ。部屋のすぐ前はヨットハーバー、と言っても河口にヨットをつないであるだけだけど(^_^;)とても見晴らしが良くて、いいホテルです、この値段は超お徳。ところが、県庁の隣にもかかわらず、周りに何もない(+_+) いつもドライブに行くと地元のおいしいものを食べられるお店で食べようと思っているのに、周りは真っ暗。わずかにホテルの前にコンビニがあるだけ(;>_<;)ビェェン 商店街らしきものもなし。やっぱり徳島って田舎や。高松のほうが都会やねぇ。仕方なくホテルの最上階のレストランで食事をしたけれど、これがとんでもなく高い。しかも、おいしそうなものは「要予約」(+_+) お腹も一杯にならないのに、二人で1万円も取られた_s(・`ヘ´・;)ゞ .. でも、レストランの窓から鳴門方面を見ると打ち上げ花火が上がっていて、どこかで花火大会をしているのかなぁと。きれいに見えたけど、音が聞こえないとやっぱり迫力がない(T_T)
ホテルは一応シティホテルなので、特にお土産を売っているわけじゃないけど、すぐ前のローソンで、徳島のお土産をいっぱい置いていて、その辺を物色して時間つぶし。本当に田舎で何もない(>_<)
 2010年8月30日(月)

朝食はバイキングを頼んでおいて良かった。こんなに何もないときっとコンビニで何か買って食べる羽目になってたわ(>_<) 朝食バイキングはかなり色々あって、これはお得な感じです。沢山の人が泊まっていたようで、朝食のレストランはいっぱい。
たっぷり食べていざ、この日の予定はメインイベントの「イルカと一緒に泳ぐ」 徳島市内から1時間ほどの香川県さぬき市にある「ドルフィンセンター」を目指します。又昨日と同じ高松道を通って、今度はもうちょっと先の津田東ICで下りて、すぐです。
岬の突端にあり、海を囲ってイルカを飼っているようです。10頭くらいのイルカがいたと思います。元々は「イルカセラピー」をしている所のようだけど、今はたぶん一般の人がイルカと触れ合うほうが多いと思われます。入場料は500円、これでイルカを触るくらいのことは出来ますが、イルカの気分次第なので、寄ってくるかどうかは不確定。
後はえさやり体験、ジャンプするのを合図してジャンプさせるトレーナー体験、そして海に入って一緒に泳いだり触れ合ったりできるドルフィンスイム。これは1日4回やっていて1回8人の完全予約制。ウェットスーツ2000円で合計7000円 40分間。これもイルカのご機嫌次第で、寄ってくるかどうかはわかりませんが、人と遊ぶのが大好きなので、パチャパチャと言う水音で寄ってきます。でもなかなかじっとしていなくて、すぐにビュ〜ンともぐってしまって、思うようには触れないようです。背びれにつかまって一緒に泳いでもいいといわれても、そんなに簡単にはいきません。何度かイルカに触るのがやっとです。40分と言っても、初めの説明や注意事項の話を聞くのが10分以上あるので実際は30分弱。5000円もする割にはなぁ・・・・・(>_<) でも、可愛いです。

お客さんが水から上がってしまうとひれでバイバイをしてくれます

後で聞くとこの日は大阪でも最高気温を記録したらしい。ここでも、海の照り返しもきつく暑いのなんのって・・・・。滅茶苦茶日に焼けた。海に入った娘も海が暖かかったと言っていました。イルカは暖かい海にいるんだったかなぁ・・・・大丈夫なんでしょうか。
可愛いイルカちゃんに別れを告げて、次はお昼ご飯に讃岐うどんを食べることに。
香川に来たからにはおうどんですが、カーナビで探したおうどんやさんなのでおいしいかどうか・・・・。人がいっぱいだったし、お店でおうどんを打っていたのでいいかなぁって思って入ってみました。なるほどおうどんは腰があっておいしかったんだけど、やっぱりだしがおいしくない。今までのところ、すべておうどんはおいしいけどだしがダメ。やっぱり大阪のおうどんはだしがおいしいなぁと実感。
お腹も一杯になったので、次はどこへ行こうか・・・・。毎度のごとくわが母娘の計画性のないドライブです。そんなに遠くまで行ってる時間も無いし・・・とふと思ったのが、確か鳴門のほうにある「大谷焼き」 焼き物体験など出来ないかなぁ・・・と。早速カーナビで調べると近いし、いっぱいある。早速GO!! 大谷焼きとは、元々は水をためておく大きなかめを作っていたけれど、今はそう言う需要が余りないので、普通に食器とか色んなものを作っているのです。一杯あるのでどこが良いのか良くわからない。とりあえず見つけたところに行ってみると体験教室も書いてあったけど、やってる様子はない。色々見てみたけど、「高っ!!」滅茶苦茶高いやん(>_<)
地味〜〜〜な焼き物なのに、まあこれが味って言うんでしょうか・・・・よく分かりませんが。なので、色々見て可愛い「錢亀」と「カエル」の焼き物を買いました。「錢亀」は財布に入れておくと銭がたまる?「カエル」は無事帰る?らしい・・・・(+_+)

今のところ財布の中に銭は帰って来ない(>_<)_(^^;)ツ アハハ

もう行く所も無いので、後はお土産を買って帰ることにしたけど、どこでお土産を買おうか・・・・ってことで、鳴門に行けば新しい海のものがあるかと思い、鳴門公園へ行く事にした。ここは大好きで何回も行ったことのあるところなんで、スイスイと海に沿って走っていく。「小鳴門橋」を渡り、大鳴門橋のすぐ横にある「大塚国際美術館」を見ながら公園へ。でも、ここで予定変更。確か観潮船の乗り場にお土産物を売っているところがあったはず。とそちらへ行ってみることにした。そしたら、なんと、前よりはずっときれいになった観潮船乗り場があり、お土産も一杯売っています。
そこで、娘が小さい時に乗ったきりの観潮船に乗ってみようかと、チケット売り場に行くと、すぐに船が出ますとの事。しかも高速艇になっていて、グラスボートみたいに海の底から渦が見えるんだとか。それは乗ってみようと何気なく2枚と言うと4500円ですって・・・・キャッ!!たかっ!!でも、今更いらないともいえないし、出発を待ってくれているみたいなので、仕方なく乗ることになってしまった。昔に比べたらすごく綺麗な船で、船底に窓がついていて海の中が見える。しかも全席指定席(+_+) ものすごい速さで渦潮目指してまっしぐら。アナウンスで、渦潮の所に到着と言うや否や、すごい!!まるで洗濯機の水流のように、海の中で渦がまいている様子が良く見えるのです。潮流があっちからこっちからきているのがよく分かります。面白い!!これは乗ってみる価値があったみたい。乗っている人はみんなワーワー言っています。ほぼ満席だったけど、すごいすごい!!面白い。で、ひとしきり海の中を見てからデッキに出てみるとまさしく渦潮のど真ん中。たまたまこの日の渦の一番よく巻いている時間だとか。確かに大きな渦があっちでもこっちでも。観潮船は何回も乗ったけど、こんなのは初めて、大はしゃぎしてしまった(+_+) しかも大鳴門橋を下から見るのは初めて。迫力あります。渦潮もすごいし、橋もすごいし、高い乗船料だけど、これは満足満足でした。

船底の窓から渦巻いている海の波頭越しに見えた大鳴門橋
不思議な画像が撮れました。
向こう側が淡路島です
左が淡路島、右が鳴門です
やっぱり大きな橋って良いですねぇ(^◇^)
淡路島側にある風力発電の大きなプロペラ
最近、あちこちでよく見かけるようになりました。
結構壮観な風景です。

観潮船は小さい時に乗ったきりですっかり忘れていた娘も大満足。私も大満足。高い乗船料も値打ちがありました。
本当に、この景色が大好きです。何度行っても見飽きることはありません。
後は、ひたすら淡路島を走り、明石海峡大橋を渡り、スイスイと渋滞もなく帰って来れました。少し時間に余裕のあるドライブだったので、早く家についたし、良かった。やっぱり何事も余裕を持ってやらないとダメですねぇ。楽しかった〜〜〜(^◇^)