琵琶湖1周ドライブ

ずっとずっと行きたいと思っていた「琵琶湖1週ドライブ」、やっと実行できました。
が、これまた突然の思いつきで、朝起きてから「お天気も良いし、琵琶湖に行こう!!」ってことで早速ネットでホテルを検索
電話をかけると1軒目は満室、2軒目は普通のツインルームはないけどデラックスツインなら空いてるとのこと。
デラックスツイン??そんな贅沢な・・・・と思ってけれど、琵琶湖のすぐそばで、部屋に露天風呂もついていてそんなにな高くないので、まあ良いかってことでそこに決めた。それからバタバタと用意をして早速出発。
ま、用意といっても日本のホテルには何もかも揃ってるから、持って行くものなんて下着くらい。
このホテルに何でもあるって言うのはほんまに良いですよね、外国の人も日本に来て一番嬉しいサービスのようですよ。
アメリカには浴衣や、歯ブラシまでは置いてなかったもんなぁ。

2010年4月24日(土)  晴れ

午後になっていざ琵琶湖に向かって出発。いつものようにカーナビと助手席の娘のナビが頼り。いつも1冊くらい地図を持っていこうと思いつつ未だに実現してない。(T_T) ちょっと前までは一応行く先の「るるぶ」くらいは買っていたのに、最近は余りに唐突に出かけるのでそんなもの買う暇もない(^_^;)
カーナビによると、阪神高速から名神の豊中インター経由で長浜へ。ホテルを長浜にとってあったのでとりあえず長浜目指してGO!
土曜にもかかわらず道路はスイスイ快適。高槻の梶原トンネルのすぐ手前に私の祖父のお墓がある。この名神高速が通ったので、お墓が何回もあっちに行ったりこっちに行ったりと引越しをさせられ、ようやく今のところに落ち着いたと言うお墓です。本当に名神のすぐ横で、車からも良く見えます。特に大阪から京都へ行く側の斜線のすぐ横です。いつもそこを通るときは「無事に帰って来れますように〜」とお願いをして通ります。
大体2時間くらいで長浜到着。とりあえずホテルにチェックインしてから長浜は初めてだと言う娘とうろうろする予定なんだけど、途中で曲がる道を間違えて、なんだか心細い道に入ってしまった。元の道に戻るべく走っていると「浅井長政公の墓」があるお寺の前を通った。え、こんな所に・・・・。でも、確かに長浜の奥のほうにある、小谷城は浅井長政のお城のはず。またもや歴史音痴の母娘にはちんぷんかんぷんだけど、かなり立派な案内が出ているので、後で行ってみようってことになりました。そのあと、ホテルはすぐに発見できました。何と長浜城のすぐ前、琵琶湖もすぐ前に見えます。新しいホテルのようです。長浜城は秀吉が作ったお城だそうです・・・たぶん(^_^;)
ホテルの部屋は最上階で、琵琶湖に面していて、しかも広い!!ベランダには琵琶湖を見ながら入れるヒノキの露天風呂つき。
でも、とりあえず、長浜散策へ出発。
浅い長政の墓所がある「徳勝寺」
浅井家三代のお墓がありました。
小谷城主
 浅井長政公
 浅井亮政公
 浅井久政公
のお墓です。

お寺自体は立派ではないけど、看板が立派(^_^;)
でも、鐘つき堂もあったので、この辺りでは由緒正しきお寺なのでしょう。
来年のNHK大河ドラマはこの浅井長政の末娘「江(ごう)」のお話です。
長女は秀吉の側室淀君(ちゃちゃ)です。
浅井長政の妻は信長の妹お市です。
「江」は後に徳川家光の母になる人だそうです。
この時代って、人間関係が複雑です(T_T)
この辺は頑張って調べました・・・(^◇^)

もうすっかり現地ではこのドラマ目当てのお土産も出来ていました。
小谷城跡も長浜もまた脚光を浴びるのでしょうね。
これは今の駅にあったステンドグラスで出来た駅名表示 秀吉と石田光成が出会った場所だそうです。
駅のすぐ前にありました。

次は有名な長浜の北国街道に面した古い蔵などを改造して出来た黒壁ガラス館などのあるところへ。
北国街道 しに寄贈された北国街道の古い屋敷
若き秀吉がこの門の奥にある茶室「湖舟庵」に行くためにくぐった茶亭門だそうです。
古い蔵などを改造した黒壁ガラス館 天守閣の所からはかなり離れているので、
長浜城も立派なお城であったことがうかがえます。
明治4年(1871年)9月9日、長浜に県下で最初の小学校「滋賀県第一小学校」が建てられました。
その後、この第一小学校は明治7年(1874年)洋風の校舎の「開智学校」となりました。
この学校を建てるのにかかった費用は、すべて地元の人々の寄付金によるものでした。
長浜地ビール工房
ビールの工場の中にレストランもあり、近江牛も食べられます。
地ビールは全ての味を小さなグラスで試飲で切るセットがあり、
なかなかおいしかったですが、近江牛はいまいち・・・・(+_+)
琵琶湖の夕焼け

どうでも良いと思うけど・・・ちょっとおまけ
初めて泊まった「デラックスツイン」のお部屋 広くてゆったりしていて、テレビもでかいしやっぱりねぇ・・・・(^_^;)
琵琶湖を見ながらの露天風呂(^・^)
気持ちよかったです、露天風呂ってほんまに良いです。

なかなか楽しい一日でした。黒壁ガラス館は自分でがらすだまを作ったり、ステンドグラスを作ったり体験できる所もありますが、
すべて要予約です。肝心の長浜城へ行く時間がなくなったので、次の日に繰り延べ。
2010年4月25日(日)   晴れ

この日は湖北を回って、琵琶湖の反対側を通って1周しないといけないので、早起きしていざ出発。
まず、すぐ目の前にある長浜城へ。全体が公園になっていてその中に長浜城がありますが、
このお城は1983年に復興されたものです。

どこの町でもマンホールってその時を象徴する絵柄になっていて
気をつけてみると面白いです。
長浜は秀吉の千成瓢箪です。
太閤井戸跡
天守の西湖岸にあり、干潮時には城内にあった井戸跡が姿を現す。
城郭が現在よりも琵琶湖に張り出していたことが解る。

長浜を後にして、次は一路余呉湖を目指します。
この余呉湖は水上勉さんの小説「湖の琴」の舞台になったところです。あの小説を読んで以来何度も行った大好きな湖です。
随分久しぶりなので、楽しみ〜(^・^)
余呉湖に行く途中にあった面白い交差点
「酢」って・・・・すごい地名だ(^◇^)

余呉湖畔 羽衣伝説 天女の像
その昔、桐畑太夫という男が一人で暮らしていました。ある日のこと、太夫が湖に船を浮かべ漁をしていると、どこからともなくいい香りがしてきました。香りのするほうに漕ぎゆくと、美しい女性が水浴びをしており、そばの柳の樹には今までに見たこともないような衣が掛けられています。
 太夫は樹に忍び寄るとそっと手を伸ばし、衣を隠してしまいました。それに気付いた女性は羽衣を返してくれるよう懇願しますが、太夫は耳を貸しません。天に帰れなくなってしまった天女は太夫の妻として地上で暮らすこととなりました。
 やがて元気な男の子も生まれ、幸せに暮らしてはいましたが、天に帰りたい気持ちは募るばかり。天女は嘆き悲しみ、涙にくれる毎日を送っていました。しかしある日、息子が「天の羽衣は藁の下…」という歌をうたっているのを聞き、天女は羽衣を見つけます。そしてそれを身にまとい、子供と夫と余呉湖に心を残しながらも天に帰ってしまいました。
 その後、天女の子供は菅山寺で勉学を修め、右大臣になりました。名を菅原道真といいます。天女がかけた柳の樹は今でも余呉湖に残されています。



湖北はまださくらが満開でした。
小説「湖の琴」の主人公は若狭からやってきて糸取り工として働く女工さんです。
そしてその舞台になった町がこの木之本町西山地区です。三味線や琴の糸を作っていたところです。
余呉湖のすぐ横にある小さな集落です。今は長浜市になっていました。
小説では主人公のさくと宇吉は余呉湖に身を投げて死んでしまう悲恋です。

余呉湖をぐるりと一周した後は、またもや歴史で有名な賤ヶ岳の古戦場に行ってみることにしました。
一体誰と誰がここで戦ったのか有名だけれど、私たち母娘にはちんぷんかんっぷんですが、
せっかく来たんだから一応行ってみようってことになりました。山頂には車では行けないので、リフトで行きます。
結構怖いリフトでした(T_T)
かなり急な斜面を登っていくリフト(T_T)
向こうに見えるのは琵琶湖
賤ヶ岳から見た余呉湖
賤ヶ岳から見た奥琵琶湖 こんなものがあるなんて知りませんでした。
地球上の正確な位置を知るための地点ってすごい!
高い山の上にあるようなので、見つけたら大切にしましょう。
結局賤ヶ岳の古戦場って一体誰が戦って、誰が勝って歴史上にどのような影響を与えたのか・・・帰ってからネットで調べたんだけどやっぱり興味ないので、忘れてしまいました(;´д`)トホホ
次にはさくらで超有名な海津大崎を回っていよいよ琵琶湖の反対側、湖西へと向かいます。
奥琵琶湖パークウェイを通って海津大崎へ
さくらが残っているかと楽しみにしていたけど、
ここはもうすっかり散った後でした。
でも、道路の両側がずっと桜並木で、咲いていたらどんなにきれいだったろうと思います。
本当にものすごい数の桜の木です。
でも、琵琶湖がとてもきれいです。
近江最古の大社 白髭神社 湖中大鳥居
鳥居の向こうに見えるのは琵琶湖最大の島沖ノ島
こんな所にこんな鳥居があるなんて知らなくてビックリ。
広島の厳島神社のより小さいけれど形は同じです。
満月寺門 浮御堂

湖西は湖東に比べると素朴な感じがします。特に近江今津から牧野の辺りは別荘地もあり、とてものんびりしています。
浮御堂のある堅田まで来るともう大津も近く車の量多くなってきます。でも、今はバイパスが出来ていて、大津市内を通らなくても
京都東インターにいける良い道路が出来ていてすごく便利になりました。
帰りの名神が混むかと思ったけれど、意外とスイスイ、予想より早い時間に無事帰ってくることが出来た(^◇^)
余談ですが、帰ってから改めて泊まったホテルのHPで調べたら、私たちの泊まったあのデラックスツインって本当はもっと高かったらしい。でも、当日予約したので、多分空けておくよりは良いかってことで普通のツインよりちょっと高いくらいの値段にしてくれたようです。ギリギリに予約するのもいい事もあるようです(^◇^)
行きたかった余呉湖に行けて満足満足。また「湖の琴」を読んでみようかなぁ・・・と思っちゃいました。