今年初めてのコンサートは、都はるみさんとのジョイントです。グランキューブ大阪も初めて行く会場で、しかも2500人も収容できる大きなホールなんで、満員かどうかちょっと心配しながら出かけました。お昼の部は満席だったようだけど、私の行った夜の部は2階の後ろのほう半分くらい空席でした。でも、座席の間隔も広くて、新しくてとても見やすい会場です。
1部、まずオープニングの音楽の音がデカイ、しかもかなり大げさな感じの音楽で長い、これはアバウト9ではないとすぐに分かりました。幕が上がると着物姿のお二人がにこやかに立っています。黒と白の雲のような花のような全体柄の柔らかい生地の着物に白い博多帯の舟木さん。深い黄色に緑赤とカラフルな振袖のはるみさん。小柄でお若く見えました。まだ1月だから「あけましておめでとうございます」と舟木さんが言って一緒にお辞儀、そしていつもの舟木さんのように「本日はいらしていただいてありがとうございます」とご挨拶。そして「ではまず私から」と言って舟木さんの歌から始まりました。お二人とも明るい曲ばかりの1部でしたが、バンドの音が大きすぎて何とかならないのって感じです。しかもはるみさん、昔のように声が出てないのをうまくごまかして歌ってる。歌詞はほとんど聞き取れないくらいな歌い方。歌はお上手な歌い手さんだと思ってたのにびっくり。でも、どの曲も知ってるものばかりでした。さすがにヒット曲をたくさんお持ちだなぁ。。。。と。腕を肩まで出して手を上げる、裾をたくし上げて歩くなど、かなり派手な動き。噂には聞いていたけどかなり引いてしまった。お二人交互に歌うので、待っている間は横の方で、舟木さんはお水(?)を飲んだりしてました。はるみさんは結構楽しそうにリズムに乗って体を動かしてましたね。最後は「大阪ラプソディー」をデュエット、でも舟木さんの声に対して、はるみさんの声が小さいし歌詞がわからず、アンバランス。楽しそうに歌ってはったのは良いけどね。
2部はお一人ずつのコーナーで、まずはるみさん。今度は黒に大きなヒトデみたいな柄の振袖。帯が可愛く結んでありました。着物のセンスは昔より数段良くなってると思いました。やたらと年にこだわって、曲を紹介するとき18歳の時に歌った歌です・・・とか28歳の時の歌ですとか・・・言ってましたね。でも、北の宿からの大ヒットで、賞を総なめにしたのはいいけど、それから5年その曲を上回る曲に恵まれずかなり苦悩したとの事。その後、「大阪しぐれ」で、やっとそれから脱出できたと言ってました。舟木さんも絶唱に飲み込まれたことがあったなぁ・・・と思ってました。何度も言うけど、はるみさんほんまに歌がへたになりましたね。全く歌詞聞き取れず、声の伸びもないし、派手な動きと変なビブラートでごまかしてます。でも、古い曲もアレンジが結構センスの良いのもあったので、歌い方がもっと素直ならよかったのにと思いました。
その後舟木さん登場で、お二人がしばし話してる間に舟木さんのバンドの人が入りました。でも、Pタケちゃん、たっちゃん、迫ちゃん、よっちゃんだけで、後ははるみさんのバンドの人が残りました。なぜアバウト9ではなかったのかしら?舟木さんは上品なエンジに襟だけ黒のサテンのスーツ。下はいつものように襟の開いた黒いシャツにペンダント。おなじみの曲ばかりを歌われました。今回はプレゼントが一切ないので、ゆっくりと聞けたのは良いけど、ちょっと物たりない感じがしたのは、いつもの光景を見慣れてしまったからですね・・・・アカンアカン、これが普通なんやから。舟木さんも落ち着いて歌えてよかったと思います。はるみさんが余りにあっちこっちと動き回っていたので、舟木さんがいやに落ち着いてどっしりと見えました。はるみさんと比べたらあかんけど、声はのびのびしてるし、何より歌詞がちゃんと良く分かる。歌って歌詞が分からんと聞いててもいまいち消化不良になるなぁ・・・・と改めて思った。
最後はまたはるみさん登場。今度は白い辻が花の着物で振袖ではなかったです。舟木さんのエンジとよくあってました。二人のデュエットで「浪花恋しぐれ」「銭形平次」 舟木さんの大阪弁のせりふ、忠兵衛さんでお上手にはなってるけど、やっぱりアクセントが気になって・・・・・(+_+) 特に「おれはあほや」と言うときの「アホ」のアクセントが関東風で、何回も出てくるので耳について気になる気になる(>_<) 忠兵衛さんの時はアホなんてせりふなかったもんなぁ。はるみさんちゃんと教えてあげてよ。でも、そのほかはまあまあ及第点。この歌も、まるで舟木さんの歌のようで、はるみさんの声がいまいち、しつこく言いますが歌詞が分からんかった。せっかく良い歌やのに、もっと大事に素直にうたってほしいなぁ、はるみさん。
やっぱり歌は舟木さんが言うようにさりげなく、「それ聞け!!」なんて歌い方はダメですね。改めて舟木さんの声、歌い方良いなぁ・・・と再認識。やっぱりコンサートはソロが良いです。かなり消化不良のコンサートでした。
そうそう、舞台装置と照明はいつもの舟木さんの所のもので、やっぱりシンプルで綺麗でした。 |