エビ撒きで青物三昧

IN 兵庫・須磨海づり公園

ハネ&スズキ不発もメジロが疾走中

デシタ

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 ぶらりと電車に乗って須磨海づり公園に出かけてみた。先週までは80センチを超すスズキも上がっていたので期待いっぱい。しかし釣り場に着くと「今日はアカンでえ」と静かな声が返ってくる。上潮が速く、底潮は遅いという2枚潮で、底潮が走り出せば時合が来るとのこと。
 午前10時30分、ついにその時間がやってきた。ビュンと風を切り裂く音で竿が根掛かりでもしたのかのように曲がる。頻繁に竿が曲がるのはこの日に限っては50センチ級のハマチと30〜55センチのマダイ。それでも近郊の波止だけに信じられない光景だ。
 独特の1メートルはあろうかというウキはオモリ負荷が3〜5号。2本バリにしてウキ下は5〜6ヒロか。足下に仕掛けをポチョンと放り込んですぐさま7、8匹のシラサエビをこれまた足下に撒く。要はこの繰り返しで自分のマキエの筋を作るとヒット連発。
 潮が速いときには100メートル以上も流すから、このウキの長さに納得。ヒットしたら少々強引に寄せるのがここのマナー。で、寄せてきたら魚がどこへ向かっているのかを周囲に告げると避けてくれたり、タモ入れしてくれたりと協力してくれる。慣れないとなかなか中に入り込むことは出来ないが、最初は離れた場所でやってみると意外にいろんな魚がよく釣れる。
 今年は投げのカレイがやや調子悪いそうだが、落ちギスもかなり釣れているということなので、かなり遅れ気味!?
 結局、この日は竿を出さずに返ってきたが、いずれ日を改めてシラサエビを撒きに出かけよう。
       (当日の模様はスポーツニッポン新聞12月8日付に掲載)

神戸市の若松氏が10時前に60センチオーバーのメジロをゲット(左)。50センチ級のハマチをしとめた上村三千緒氏(下)

強引に寄せる。この正体はなんと55センチのマダイでした。「写真嫌いやから」とマダイを持っての記念撮影はご遠慮でした