何と大阪北港でカワハギ入れ食い

IN 大阪北港・夢洲

小1でも40尾の釣果にハゲ鍋もはしが進む

デシタ

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 OFC(大阪フィッシャーマンズクラブ)の新宅功治会長から連絡が入り、大阪北港でカワハギがえらい釣れているらしい。さすがにメジロはあまり見られなくなったが、カワハギなら誰でも釣れる、というので小1の息子を連れて11月23日に出撃。
 眠い目をこすりながらの夜明け前、たまや渡船の乗船場には6、7人の釣り人。

 午前6時前に大正の乗船場を出た渡船は15分ほどで通称新波止(夢洲)へ。スリット状の足場に気を付けながら釣座を決定した。まだ辺りは暗く、カワハギどころかアジのサビキにも早い時間。そこで、青物用のタックルにバイブレーションをセットしてキャストしてみると、いきなりヒット。しかしバラシ。タチウオらしい。ウキ釣りを始めた人にもタチウオがヒット。どうやらまだタチウオがかなり回っているらしい。そうこうしているウチにサビキにアジが掛かりだした。
 そこで息子にサビキを持たせて釣り開始。すぐにアジが掛かる。20センチ前後はある立派なアジに息子も大喜び。引きがかなり強いらしい。しかし、これは、まだ序の口だった。アジの時合は夜が明けると共に終了し、手返しの悪いこちらは7尾で終了。多い人は30尾ほど釣っていた。
 サビキにコツコツとカワハギのアタリが出始めたところで胴突き仕掛けにスイッチ、一投目からカワハギが登場した。「僕も釣る」と言い出した息子に新宅さんが「底に付いたら 1、2の3で竿を上げたらいい」とのアドバイス。まったくその通りにすると見事にヒット。さあ、そこからが大変。胴突き3本バリにシラサエビを付けて「ハイ、ドウゾ」で、仕掛けを沈めたらあっという間に「キタッ!」の声。
 カワハギを取り込んでエサを付けて…。延々にその繰り返しで息子はもう必死。こちらは朝ご飯を食べる暇もない。しばらくはそれに付き合うしかない。

それにしても、このカワハギの沸きようはいったい? 息子が「もう腕がしんどいから交代」というので少しやってみるが、なるほど底に仕掛けが付いた直後にスレていないカワハギのしっかりとした食いアタリが出る。本当に入れ食い状態だ。
 当の新宅さんは胴突き仕掛けの下に掛けバリを付けた二刀流の仕掛けでボンボン釣っている。
 結局、我が家でも80尾近くあったのだから、新宅さんは120〜130尾は釣っているはず。帰りの船の中では乗った瞬間に疲れ果てたかのように眠ってしまう息子。人生の中でこんなにほどよい眠りが何度あるのかと思ってしまうくらい、熟睡し、帰港と同時にすっきりと目覚めていた。
 夜はもちろんカワハギ鍋&カワハギの薄造りとキモ、それにアオリイカ(以前の獲物)で祖母の家で大盛り上がり。自慢の釣果にキモのうまさを手伝って踊り出す我が息子を皆で大笑いの夕食となった。
 しかし、釣りがこんな簡単に釣れるものとは思ってほしくないマンボウの複雑な心境も…。
 本日の問い合わせは大正区の「たまや渡船」06(6551)0553。
マンボウのタックルデータ
竿:磯竿2号4.8メートル
リール:2000番
道糸:ファイアーライン16ポンド
仕掛け:ハヤブサ・超ショートハリス4号
オモリ:5号

ポンポン釣っちゃう新宅さん

あまりの重さにもう必死

帰りはぐっすり