久々にトップでシーバス

IN 兵庫・家島諸島

遅れていた季節がついにやってきた

 遅ればせながら兵庫・家島のシーバスが安定して釣れだしたので、8月に九州転勤から凱旋帰阪してきた正井健司氏を誘って江沼渡船へ。当日は1番船が午前5時とやや遅めで、台風の影響か南風が強い中、普段なら25分ほどの航程を40分以上かけての渡船となった。
 船長が「クラ掛の北からナベ寄りがええんちゃうか」とのことでクラ掛島の北で下船。風は真裏から吹いているが回り込んできて非常に強そうだ.。早々にタックルをセット。この時期のお楽しみはナント言ってもトップである。日中に水面に飛び出しまくるシーバス釣りがたまらない魅力でここに通う。

 正井氏は一足先に歩き出している。続いてマンボウも船付きから1投目。水面直下をシャロースティックで滑らせていると水面にバシャッと出たがフッキングせず。ふと見ると、正井氏がこちらを向いて「いてますよ」という。次のキャストで見事にフッキング成功。55センチ前後の中型クラスだが、1匹目をキャッチするとひと安心。続いて、どんどんナベ水道の方へ向かう。
 しかし、途中はまったく反応無し。ナベ水道ではベイトの群れも確認でき、かなり良さそうなコンディション。正井氏の1投目にすぐさまヒット。これも50センチを超えるくらい。マンボウも水道の中に向かいキャスト。着水後、軽くトゥイッチを入れた瞬間にバシャ、ゴンと竿にも衝撃が来た。そうかPEラインを使っているんだった。
 きゅんきゅんとPEライン独特のダイレクトな引きを味わいながら上げたのはこれも55センチほど。正井氏もすぐにキャッチ。そして私にも…。これは久々の超入れ食いモードかと思ったのもつかの間。1度ヒットした場所では続けてヒットせず、どうしてもポイントを変えていかなければならないことに気づいた。まだ、群れが入りきらずに魚影が薄いのかもしれない。

 そこでどんどん移動してナベ水道の反対側まで来たとき。正井氏が「シーバスが着いてきた」というのと、足下でバシャッと水しぶきが上がるのが同時だった。シーバスが居たのを私に知らせようとして、よそ見をした瞬間にヒットしていたそうだ。
 これはかなり良型で、一度はグングンとラインが出ていくし、寄せるときにも走り回ると言うよりも重たいと言った感じ。何とか上げてみると70センチ級のシーバス。ここまでで1時間ほどしか経っていない。なんとテンポの速い釣りだ。
 しかし、釣り返しがきかず、少々粘るも反応なく正午まで磯の上で遊んだり、ちょっとルアーを振ってみたり、潜ったりと時間をつぶして帰路についた。

●マンボウのタックルデータ
ロッド:UFMウエダ・プラッギングスペシャルボロン8.6フィート
リール:ステラAR3000
ライン:ファイアーライン18ポンド
リーダー:サンラインVハード5号
ルアー:デュエル・シャロースティック7センチ
     ジップベイツ・スライドスイムミノー

今回の問い合わせは
「江沼渡船」рO792−45−4943

久々の家島で70センチ級のシーバスに納得の正井氏。