キスはかすりも…

IN 和歌山・マリーナシティ&田ノ浦漁港

やっぱり花火大会の後はムリですなあ

●マリーナシティ&田ノ浦漁港

 連休を利用してキャンプ?&釣りに行くことになった。狙いはシーズン初期ながら釣れだしているキス。足場も良くて夜釣りも出来る場所ということで、海南のマリーナシティに決定。午後5時頃に現地に入ると、入り口は超渋滞。おかしいと思い、車中からネットで探してみると、何とこの日はマリーナシティの花火イベント!
 「こりゃもう終わったな」と思いつつも他に場所が思いつかなかったので、花火が終わるのを待って午後10時に外向きベランダへ。台風の影響でまだ半分ほどしか竿だしできない。中央からやや右手に歩いて釣り座を確保。もちろん、ここでキャンプ。簡易型のドームテントを張り、荷物をまとめたら仕かけをセットして70〜80メートルラインへ。
 イスを用意してビールをあけ、のんびりとラジオを聴きながら穂先のケミホタルを眺める。なんか釣れなくても、非常にのんびりしてリラックスできる。釣れればいいけどアタリは少なくてもいいや。と内心思ったのが悪かったか、一投目ウミケムシ、2投目ウミケムシ2連、3投目ウミケムシ…。がちょーん。結局ウミケムシの嵐で夜明けまでに50匹は釣っただろうか。
 途中、ボケエサにフワフワとしたアタリでヒットしてきたアナゴ2匹がせめてもの獲物となった。けっこうキャスターには嫌われているが,やはりアナゴ。マンボウ一家では人気のターゲットだ。何せうまいもんねえ。
 で、途中からはボケエサにまでウミケムシが掛かってくる始末で、夜明け以降もウミケムシが釣れるので皆が起きたところで場所がわりを決行。足場がよいと言うことで田ノ浦漁港へ。

 午前8時半、田ノ浦の駐車場に車を入れて釣り場へ。ところが息子は小さな浜に夢中。貝殻拾いがしたいらしい。ということでマンボウは大波止内側へ、嫁子は浜へ。
 水深もあっていいのだが、周囲でも魚が釣れていない。シーバスロッドで誘っては置く釣法だが、エサはそのまんま。息子達も一度波止へ来て少し釣ってみたが釣れないのでウロウロ。
 と、小さなアタリが一瞬だけあった。引いてみるとコン、コンと単発の反応。少し送り込んでみるとスーッと持っていったので大きく合わせる。グングンとけっこう首を振る引きが強い。チヌだろうか。少しずつ浮かせると、銀色の魚体が水面下に…。
 やはりチヌ。と思った瞬間ハリ外れで銀色の魚体は水中へ消えていった。「今日はこんな日」と早々にあきらめる踏ん切りがついた。
 あ〜あ、最初から田ノ浦で夜釣りから始めていればなあ。とはアトノマツリである。

ちょっとだけ釣ってみるもアタリなく早々に
あきらめて朝ご飯の時間。

広くて釣りやすい田ノ浦漁港。ただし先端は投げ釣り禁止

釣り座の隣でテント。ウミケムシとの戦いで疲れ果てたマンボウとは対照的に嫁子はまだ眠ったまま。

 唯一の魚はアナゴ。嫌う人もいるがこんな時でも釣れるから大好き

ウミケムシ〜