大型の幼虫出ました
(2005.5.4 於 大阪府・紀泉高原付近)
GWの真っ最中、大阪南部の山へちょっと材割りに出かけた。といっても釣りに行く途中に寄っただけ。昔はアカアシクワガタがうやたらと採れた場所だが、最近は倒木にしてもあまり良い木に恵まれないのが現状。
植林も多く、クワガタ等甲虫の生息環境も悪いようだ。で、道路を走りながら、雑木林を探してはちょっと入ってみる。倒木は10センチほどの細手が多いが、ほとんどが乾いていてあまり割る気もしない。雑木林から植林に入る境目にようやくしっとりと濡れ、半分埋まった木を発見。
そっとナタを入れると小型の幼虫が出てきた。「アカアシだといいねえ」なんて息子も興奮気味。やはりアカアシの多い地区だけに期待が持てる。ちょっとコクワとも違うようだし…。はっきり分からんけど…。
そのまま進むと次にやや太めで湿気はあるもののやや堅めの木が転がっていた。でも木の種類は不明。杉や檜でないことは確かだが…。ポンと割ってみると、なにやら太い食痕が登場。食痕の直径が5センチほどもありそうな太さで、一瞬「エッ」という感じ。
慎重にゆっくりと掘り進むと、でかい尻が現れた。「これはでかい」息子も驚き。息子にするとオオクワ幼虫の材割りなど行っていないので、こんなオオクワ並の大きさの幼虫が初めてである。でも、判別の仕方がわからないのでとりあえず持ち帰って育ててみるしかない。
何が羽化してくるやら。子どもはヒメオオクワかも、と密かに期待しまくっている様子だが…。この後はカミキリの幼虫を少々採集して、山を降りた。
そろそろ小型の甲虫も出てきて
いよいよ息子の得意の季節に。
ドンと出た大型の幼虫。でもオオクワで言うと雌のちょっと大きめくらいかな
●大阪南部材割り採集●